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音楽と美味しいものがすき

≪ちょっと使える≫ポンコツ就活生の2016年上半期

今週のお題「2016上半期」

ということで、ポンコツ就活生まいける氏の就活生としてダメダメの半年間を振り返っていきます。クズだから発見した技とかあるから誰かの参考になれば...
どうぞ笑ってやってください。

この記事は17卒の同期とか、笑いたい気分の人とか、あー死にたいとかいう人へ。あと、”出版社” ”出版業界” ”就職” ”採用”とかで引っかかってくれたらうれしいですね。18卒以降がんばれー

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≪真面目に書いた≫赤い公園 『マンマンツアー2016〜咲き乱れNight?』 ライヴレポ!

赤い公園マンマンツアーファイナル@Zepp Diver City(2016.0616)

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に行ってきました!就活が全く上手くいかず早くも半年。そんな内定0の私が前日にチケットを取って行ってきました!(就活しろ)

当日なんとZepp TokyoZepp Diver City間違えました!初めて!

そんな私のつたないライヴレポですが真心込めて書いたので読んでいただけると嬉しいです。

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J-pop 新時代の幕開け―星野源 / YELLOW DANCER―

2016年に入り1週間を過ぎたころ、ふと2015年の自分の名盤ランキングを作ろうと思った。

いざ選び始めるも実に難しい…2015年はほんとにいい年だった。私が選ぶとやはり結果、バンドミュージック、特にロックバンドになるのは必至。万勉なくって難しいな…と改めて実感しました。

とりあえず5回ぐらいにわけて紹介できればいいなとおもいます。先ずは記憶にも新しい、年末に現れた傑作から行きたいと思います!以下。

星野源/YELLOW DANCER>

ペリーが日本に来航した以来の衝撃を受ける。流石に言い過ぎたかもしれないが、今の日本の音楽シーンにおいてはペリーが来航したのと等しい刺激であり、また転機となることは間違いない。

2015年、星野源は歌手として俳優としても幅広く活動してきた。ドラマの主題歌に起用されたり連ドラに出演したりなど、彼の名はいつの間にかお茶の間に浸透していた。

彼の楽曲で欠かせないポイントの一つに歌詞がある。日常から切り抜いた些細な喜びや抱く不安を歌う歌詞は誰もが持つものであり、それは等身大の彼自身でもある。繊細な人の心に寄り添う歌詞は、人々の心を掴んで離さない。またそんな彼にだからこそ書けるポップな歌詞に人々を勇気づけられる。

もちろん歌詞も注目してもらいたいポイントではあるが、それ以上に今回のアルバム"YELLOW DANCER"をこんなにも推すのは他でもなく曲だ。

このアルバムにおいて特筆するべきポイントは、星野源がブラックミュージックを自分の音楽として昇華し、ポップスに還元したことである。

ブラックミュージック"っぽい"曲、その要素を取り入れた楽曲はポップスやロック、歌謡曲に至るまで幅広いが、そこから脱却して自分のものにするのは難しい。
何故ならブラックミュージックは20世紀の大衆音楽の源であり、ポップスやロック、歌謡曲にまで影響を与えている。だから要素を取り入れた"っぽい曲"というのはどのジャンルにも多くあるが、自分の色をつけて楽曲に組み込むまでには至らない。

しかし、星野源はそれを成し遂げた。ブラックミュージックの感覚と日本のポップスを融合してイエローミュージックを作り上げた。軽やかに街角で踊りだしたくなる曲から、心の奥底まで沁み込んでいく曲。深々とした静寂に包まれるなかで紡がれてい曲であったり、ほんとに表情が豊かなアルバムになっている。一度アルバムを通しで聴いて欲しい。きっと自分のものになる一曲があるにちがいないから。
https://youtu.be/LGG8grKZhxY
https://youtu.be/K65IhSyGpH0

音楽の廻りを―WHITE ASH/Cycle―

2015年最後にWHITE ASHのワンマンライブ、"Cycle"12/13(日)渋谷club 公演に行った。年末の忙しさという名の言い訳でログにしまわれてたのを年明けに出すという…

 
"Cycle"を直訳すると"循環"である。
正に音楽は"循環"するものだと実感した。
 
WHITE ASHの"Cycle"という企画はおととしに続き2年目。きっかけはGt.山さんが地元福島のためにできることということで始まったチャリティーライブである。
 
普段の山さんのMCは滑ったり笑ったりなごましい。しかしこの日は違った。
MCの中で山さんはミュージシャンとして彼ができること、続けていることを話していた姿に胸を打たれた。彼の口からでる一言一言に乗る強い思いにグッときた。
話の中で、彼がギターの弾き語りしている最中に涙を流す人の姿が見られた話を聞いたとき、音楽というものが持つエネルギーの底知れなさを改めて確信した。
 
2015年はこのチャリティーライブを通して福島の小学校に楽器を寄付する予定らしい。
音楽の繋がりが巡りめぐって循環する。音楽に載せられた思いもまた巡りめぐって循環する。楽器を手にしたこどもたちがその楽器で、さらに誰かの心に音を奏でたら、これほどいい循環はない。音楽によってもたらされた結果が誰かを幸せにする現実になればこれほど嬉しいことはない。
 
 
今日のライブは特に曲を引き下げて行われるライブではないので一曲目は何が来るのか、うずうずした期待が膨らむ中で来たのは"Insight" 2015年のWHITE ASHが発表した曲では鋭く翔ぶ一番のギターロックだ。
それから"Thunderous"と続き、2曲目とは思えない盛り上がり。MCを挟み"Number Ninety Nine" "Kiddie"と続いたところに彩さん(Ba)の妖艶なボーカルが光る"And Gypsy"中盤以降に演奏されることが多いこの曲が序盤にくるとは今日は一味違うぞと予感させられたが、この予感は直後に当たった。
 
MCを挟んだ後の一曲目に最近ではあまり聴けない"New Wave Surf Rider" に会場は興奮した。また今回のCycleは特別な企画があった。事前に募集をかけ、ファンと一緒にステージを行うものだ。福島公演でも同様に行われ、東京公演では社会人ベーシストのオザキさんが上がった。WHITE ASHをきっかけにバンドも始めたという彼の選んだ曲は"I Wanna Be Your Valentine"これも普段は聴けない一曲に会場がどよめいた。
 
また今年最後のワンマンということで3月発売に新アルバム"SPADE 3"を発売することを発表し、そこから"Blaze" "Spade Three"の二曲を披露。
どちらの曲もグルーヴ感を高めていった前アルバム"The Dark Black Groove(以下TDBG)"とは異なり、切り口の冴えたのギターロックだ。"TDBG"からギターロックに戻ってきた訳だが、以前に戻ったのではない。確実にWHITE ASHは進化して戻ってきた。その前兆は昨年発売したシングル"Insight/Ledger"からあったように、"TDBG"で築かれたグルーヴ感の上で鳴るギターロックはしっかり重く響いてくるのだ。
 
 
心と耳に響くものを残していったWHITE ASHのCycle。去年最後のライブを幸せな気持ちで満ちたしてくれてありがとう。いい新年が迎えられます。

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<セトリ>
1 Insight
2 Thunderous
 
3 Number Ninety Nine
4 Kiddie
5 And Gypsy
6 Velocity
 
7 New Wave Surf Rider
8 Queen Of Boogie-Woogie
9 Faster
 
10 I Wanna Be Your Valentine
 
11  Xmas Present For My Sweetheart
 
12 Blaze
13 Jails
14 Crowds
16 Pretty Killer Tune
 
17 (Y)our Song
(en)
18 Spade Three
19 Stranger
 
 

武道館はゴールではない―SHISHAMO NO BUDOKAN !!!―

1/4(月)早くも今年最初のライブに。

SHISHAMO NO BUDOKAN !!!
 
SHISHAMOのライブに行くのは初めてで、しかも直前にチケットをとったので席は2階席の後ろから2列目。
 
未就学児から大人まで、特に中高生層の厚さを感じた。会場から私もそれぐらいの歳にSHISHAMOに出会えてたらきらきらした青春が送れただろうか…(無理)
にしても、同い年の彼女たちが武道館で3人で公演をするってほんとすごい。だってまだ21歳なのに!!
 
 
開演時刻になりステージサイドのスクリーンから流れてきたのは、気になる男子を今回のライブに誘う女子のショートムービー。無事に成功すると、今度は今日に至るまでのSHISHAMOを紹介するABOUT SHISHAMOが流れた。終わるとムービーの続きが始まった。遂に当日を迎えるも、なかなか来ない彼に焦るというはらはらする展開に会場は固唾を呑む。ついに彼が現れ、急いで中に入って二人が扉を開けると同時に会場が映し出されるという演出に会場中が驚いた。
そして3人が現れ、流れ始めたのはSHISHAMOの代表曲"僕に彼女ができたんだ"のイントロ。彼女たちの登場に会場が歓声で溢れた。
 
序盤は穏やかな曲が続き、歌詞を聴いていたくて目を瞑って耳を澄ましてたら落ちかけて…笑
そのあとの吉川のMCが爆笑で余韻もなにも目が覚めましたね。(Twitterで検索するとでますよ)
 
中盤ではアルバム"卒業製作"から"お菓子作り" "宿題が終わらない" "夢のはなし"ほんとにいい意味で高校生らしい曲たち。
そして"行きたくない" "熱帯夜"と続くわけですが、そのときぐらいの朝子ちゃんの気だるさを帯びた歌声が耳に残ってる。
 
"生きるガール" "ハンドマン"…と続き、終盤戦でもで畳み掛けられた。そこで思ったのがSHISHAMOのガーーーーーーって掻き鳴らすギターロックすごいいいなーってたまらない。これぞって待ってたものをもらった感があった。
 
この日のライブでギターロックから酔い浸りたくなるような曲まで。SHISHAMOの楽曲の幅はこんなにも広かったのかって驚いた。正直なところ、演奏の技術であったりはまだまだ未熟で、楽曲の方が上をいっている気がする。でも彼女たちはまだ発達の途中で、これから腕をあげてくはずだ。演奏の技術力が上がったとき、彼女たちの奏でる楽曲には今よりいい表情がつくだろうと期待が膨らんだ。
 
 SHISHAMOが武道館ってまだ早いのでは?そう感じる人も多いし、実際周りからもそういう声を聞いた。それは多くの人たちが武道館をある種のゴールとしてとらえているからであろう。
でも、ライブを振り返りわかったのは、彼女たちにとってここは目標の地ではなかったという事だ。彼女たちの活動の結果、辿り着いた場所だった1万人規模の会場だったというぐらいの事ではないかとふと考えた。
 
極論このライブが行われた場所は別に"日本武道館"という場所でなくてもよかった。"この会場で"このライブを行った事に重きを置くのではなく、このライブが行われたことに意味があるんだと強く思う。
このライブはSHISHAMOが各地のフェスシーンに現れるようになった、ちょうど"君と夏フェス"以降から今日に至るまでの成長がわかり、また、これからのさらなる飛躍を予感させてくれたものであったという意味でいいライブだった。

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真冬の日本で常夏のビーチにいる錯覚を。

最近SONYのヘッドホンのCMでも聴き覚えがある方もいらっしゃるかな…てバンドのお話をしたいと思います

 
何パターンかあるCMのひとつにYkiki Beatの"Forever"が起用されている。
この曲のサビの解放感とCMの映像がよくシンクロしている。ジャックを機器に差し込み、再生ボタンを押す。それと同時に音が解放される瞬間の感動がCMから伝わる。パンパンにつまった瓶からジュースの栓を抜いたとた途端、勢いよく溢れでるような音のイメージというだろうか...
 
私が彼らを知ったのはタワレコでジャケットを見て惹かれてから。
(夏の終わりぐらいだったかな…?)
ジャケ買いと同じ要領いつものように視聴機のヘッドホンを手に取った。
 
アルバムの1曲目"The Running"を流した途端目の前に広がるのは水いろに透き通った空と白い雲。カラっと晴れた快い夏の景色だった。
バンド名を見たらYkiki Beat。Aが足りないけどあのワイキキから来てるんかな?(でもその瞬間は気づかなかった)ワイキキなんて行ったことないし、21年間海なし県で過ごしてきた私のイメージなんてたかが知れてるけどそんなことを思った。
 
 
彼等の曲は小洒落た隠れ家的なカフェで聴きたい。
(そんな自分に酔いたいという密かな野心があるかもしれない)
そんなことを思わせるお洒落な曲たちだ。
そういうところで音楽を聴いてそうな人たちが聴いてそうだけど、大衆にもうけるのではないかとふと思った。"Forever"のCMのサビの部分2,3回聴いただけでもそれとなく鼻唄したりできそう。ていうかしたくなってってしまう。
 
また彼らに魅かれたのはお洒落で憧れる様な空気をまとっていながらも、完璧ではないとこ。少し粗削りなところだ。夢の様な心地よさに包まれるも、いい意味で人間らしさがにじみ出てるような感がしてて好きです。これからどんな広がりをもっていくのかわくわく。
 
Ykiki Beatを聴くと冬の寒空が不思議と晴れて見えてしまう、気温も一緒に暖かくなってほしいもの...

PELICAN FANCLUB を聴いてほしい!

一昨日の夜スペースシャワーで列伝15周年の大大大宴会を見てて、いいなってきたバンド"PELICAN FANCLUB"について

 

 
初めて聴いたんだけど、ぐって耳を持ってかれた。ドラムのビート感で踊らされるのかあるあるやつかと出だしでそう思ったけど、そうではなかった。
不思議な浮遊感を得た感覚。陶酔するような感じでその場で踊りだしたかった。
 
とてもポップにきこえるんだけど、でもそれは表層であって、もっと奥深くになにか秘めている感じがひしひしと滲み出てる。そんなところに吸い込まれてったのか繰り返し再生。なにかがなにかはわからないんだけど、このバンドには哲学的なものが組み込まれている様な印象を受けた。(大きく空振りしてるかもだけど)
 
洋楽が好きなひとでもはまるサウンドではないでしょうか?かといって邦楽がすきなひとがはまらないとは言ってない。来場者の多くはメインステージのバンドが好きで見に来てる。でもそこで鳴される曲とは音もノリも空気も違うけどいい、すき、っと言える、誰にでもはまるツボがあると思う。だから1回聴いてみて欲しい。