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武道館はゴールではない―SHISHAMO NO BUDOKAN !!!―

1/4(月)早くも今年最初のライブに。

SHISHAMO NO BUDOKAN !!!
 
SHISHAMOのライブに行くのは初めてで、しかも直前にチケットをとったので席は2階席の後ろから2列目。
 
未就学児から大人まで、特に中高生層の厚さを感じた。会場から私もそれぐらいの歳にSHISHAMOに出会えてたらきらきらした青春が送れただろうか…(無理)
にしても、同い年の彼女たちが武道館で3人で公演をするってほんとすごい。だってまだ21歳なのに!!
 
 
開演時刻になりステージサイドのスクリーンから流れてきたのは、気になる男子を今回のライブに誘う女子のショートムービー。無事に成功すると、今度は今日に至るまでのSHISHAMOを紹介するABOUT SHISHAMOが流れた。終わるとムービーの続きが始まった。遂に当日を迎えるも、なかなか来ない彼に焦るというはらはらする展開に会場は固唾を呑む。ついに彼が現れ、急いで中に入って二人が扉を開けると同時に会場が映し出されるという演出に会場中が驚いた。
そして3人が現れ、流れ始めたのはSHISHAMOの代表曲"僕に彼女ができたんだ"のイントロ。彼女たちの登場に会場が歓声で溢れた。
 
序盤は穏やかな曲が続き、歌詞を聴いていたくて目を瞑って耳を澄ましてたら落ちかけて…笑
そのあとの吉川のMCが爆笑で余韻もなにも目が覚めましたね。(Twitterで検索するとでますよ)
 
中盤ではアルバム"卒業製作"から"お菓子作り" "宿題が終わらない" "夢のはなし"ほんとにいい意味で高校生らしい曲たち。
そして"行きたくない" "熱帯夜"と続くわけですが、そのときぐらいの朝子ちゃんの気だるさを帯びた歌声が耳に残ってる。
 
"生きるガール" "ハンドマン"…と続き、終盤戦でもで畳み掛けられた。そこで思ったのがSHISHAMOのガーーーーーーって掻き鳴らすギターロックすごいいいなーってたまらない。これぞって待ってたものをもらった感があった。
 
この日のライブでギターロックから酔い浸りたくなるような曲まで。SHISHAMOの楽曲の幅はこんなにも広かったのかって驚いた。正直なところ、演奏の技術であったりはまだまだ未熟で、楽曲の方が上をいっている気がする。でも彼女たちはまだ発達の途中で、これから腕をあげてくはずだ。演奏の技術力が上がったとき、彼女たちの奏でる楽曲には今よりいい表情がつくだろうと期待が膨らんだ。
 
 SHISHAMOが武道館ってまだ早いのでは?そう感じる人も多いし、実際周りからもそういう声を聞いた。それは多くの人たちが武道館をある種のゴールとしてとらえているからであろう。
でも、ライブを振り返りわかったのは、彼女たちにとってここは目標の地ではなかったという事だ。彼女たちの活動の結果、辿り着いた場所だった1万人規模の会場だったというぐらいの事ではないかとふと考えた。
 
極論このライブが行われた場所は別に"日本武道館"という場所でなくてもよかった。"この会場で"このライブを行った事に重きを置くのではなく、このライブが行われたことに意味があるんだと強く思う。
このライブはSHISHAMOが各地のフェスシーンに現れるようになった、ちょうど"君と夏フェス"以降から今日に至るまでの成長がわかり、また、これからのさらなる飛躍を予感させてくれたものであったという意味でいいライブだった。

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